
四日市市民生委員児童委員協議会連合会 主催
この研修会の目的は、民生委員児童委員が3つの研究事業部「高齢者福祉研究事業部」

「障害児(者)福祉研究事業部」「児童・生活援護家庭福祉研究事業部」に所属し、
援助方法や各種施策、福祉情報について研修し今後の活動に活かしていくこと。
日時 令和元年10月15日(火) 10:00~14:25
場所 四日市市文化会館 第1・2・3ホール
対象 民生委員児童委員(602名)および関係者
[下野地区 出席人数 13名 欠席(2名)]
日程 9:00 幹事集合 9:30~受付
10:00~11:45まで分科会 昼食
12:40~14:25まで全体会「講演・病と共に地域で生きる 認知症850万人時代を支える地域医療とは?」
「分科会」 ① 障害児(者)福祉研究事業部(第2ホール)
内容・・・「障害があってもなくても共に生きる社会に」 寸劇・講演・体験発表
講師: わかば共同作業所
◎下野地区受講メンバー(5名) 市川公利・伊藤京一・位田信子・森 和代・青木順子
② 児童・生活援護家庭福祉研究事業部(第1ホール) 内容・・・「チームで子育て 多様な社会における子どもへの支援」 講演
講師: 教育委員会教育支援課 副参事 福井宜行氏
◎下野地区受講メンバー(4/5名) 神川伸固・大塚ひとみ・粂内きよ子・川北真由子・太田琢實(欠席)
③ 高齢者福祉研究事業部(第3ホール) 内容・・・「高齢者の日常生活支援 人生100年時代に向けて!」 講演
講師: 社会福祉法人あがた福祉の会 くぬぎの木在宅介護サービスセンター長 山下智香氏
◎下野地区受講メンバー(4/5名) 坂井恵美子・松尾正子・野呂義勝・奥村吉正・加藤光俊(欠席)
〇 高齢者福祉研究事業部の講演内容の一部を抜粋して紹介します。 高齢者への支援方法として
1)地域または個人とサービスのつなぎ目役としての立ち位置の確認。家族などからの実戦部隊の一人として頼まれることがあるが、
あくまで担当部署につなげていくことが大きな役割(在宅介護支援センターは市から委託された各地域の相談窓口です)困難事例など、
困ったときや分からないときは、民生委員の会で相談し、組織の力で対応する。時には自分たちでサービスを提案や立ち上げることもあり?
2)新しい情報を持つ(特に行政機関のもの):元気高齢者への比重が大きくなる。福祉・介護保険制度のみならず、元気高齢者への取り組みの情報も重要。
民生委員・児童委員の活動には活用できる情報の提供やスキルアップにつながる研修会の開催などを行います。また、地区民生委員児童委員協議会の
定例会には、市社会福祉協議会職員や市職員が出席して、制度改正、連絡事項について周知し、両者の連携を図るとともに、地域の課題を共有するなど
民生委員児童委員の活動が円滑に行われるよう支援に努めます。
3)高齢者対応の基本は認知症対応に学ぶ。認知症サポーター養成講座を受講、参考にしていく(いくつか受けてみる)
大事なことは 相談相手は自分より認知症に一足先になっただけ、お互い様の精神で・・・ 地域の第一相談者の最初の対応がその後の支援を左右します。
4)認知症高齢者対応のワンポイント
①その人の前から笑顔で笑って声掛けし、不安感をとる。
②忘れていることや、間違っていることを否定しない。説得は通じない。ハッピーな納得へ。
③聞くことを第一に。待つこと。同情より共感すること。
④受容より相性(どうしても馬が合わない場合もある)交代制も考慮
⑤家族をほめる事「よくやっているね」
民生委員の取り巻く環境の変化として
民生委員の今昔 町の長(名誉職)から持ち回り制へ しごとの定年制が延長する中、引退している人が少なくなってきている。
対象の変化 介護保険前後(ケアマネの登場) 寝たきり老人訪問から元気老人(閉じこもり、会えない老人も含む)困難事例へシフトしている
「全体会」 講演 「病と共に地域で生きる 認知症850万人時代を支える地域医療とは?」と題して、講師 元NHK「今日の健康」キャスター久田直子氏の講演を傍聴してきました。
久田氏のプロフィールとして福島TVアナウンサーからフリーに転身、民放キー局、NHKなどの報道、情報番組司会、リポートを担当。
1999年より、NHK[今日の健康」司会を15年間務める。現在はNHK Eテレ「TVシンポジウム」医療シンポジウム司会として活躍中。
研修内容の一部を掲載します。